「わたしは分断を許さない」
ポレポレ東中野でドキュメンタリー映画「わたしは分断を許さない」を観てきました。
監督は2013年にNHKを退職してフリーランスジャーナリストとして活動する堀潤さん。市民と公権力がぶつかり合う香港、戦乱のガザ、シリア、福島の被災地、辺野古基地建設に揺れる沖縄、国交のない国の首都・平壌…。
数々の現場で撮影して来た映像を「分断」をテーマに構成した力作。報道が持つ力を伝えようという思いが伝わってくる映画でした。
「真実を見極めるためには、主語を小さくする必要がある」というのが堀さんのモットー。最初、私は主観を排して報じるという意味なのかと思いましたが、上映後にご本人のお話を聞いて合点がいきました。これは「一人称単数」の主語で報じるべき、という意味ですよね。その思いがこの映画のタイトルにも込められているのだと思います。
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