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2021年1月 7日 (木)

「ルポ新大久保 移民最前線都市を歩く」

 「ルポ新大久保 移民最前線都市を歩く」(室橋裕和著、辰巳出版)を読み終えました。

 韓流ブームが起きた一昔前にはコリアタウンとして知られた街が、今や、ベトナム人やネパール人をはじめとする「移民」たちが暮らし、飲食店などのビジネスを行う多国籍タウンに発展しています。

 タイに移住するなどしてアジア専門のライター、編集者として活動している著者は、人口の35%が外国人だと言われる新大久保に引っ越して、生活者として取材。彼らはなぜ、ここに住み、何をしようとしているのか。地に足のついた取材で描き出す人間模様は、カオスであり、かつ、味わい深いものです。

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 著者の室橋さんは江戸時代にまで遡り、もともとここは「よそもの」たちが歴史を作ってきた町であることを調べており、この視点も非常に面白いものでした。

 かくいう私の祖父も、大正時代に茨城から新大久保近くの百人町に移り住んだ「よそ者」の一人でした。住居は東京大空襲で焼失し、父の代の時に戦後になって中野に移住したと聞いています。

 行きつけの韓国料理店もある新大久保は、私にとって非常に身近な街なのですが、こんなにも懐の深い街だったとは…。言葉だけでなく真の「多文化共生都市」を考える時、新大久保は欠かせない先駆の街と言えるのではないでしょうか。

 

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甲斐毅彦

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