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2021年3月15日 (月)

「あこがれのアスリートになるための50の挑戦」

非常にユニークな本を読みました。「あこがれのアスリートになるための50の挑戦」(P・バッカラリオ、M・プロスペリ著、訳・有北雅彦、太郎次郎社エディタス)。
 イタリアの児童作家とスポーツジャーナリストの合作で、題名のとおりの内容本なのですが、数多くある、この手の日本の出版物とは、観点が微妙に異なるのです。
 「あこがれのアスリート」というと誰を思い浮かべるでしょうか。例えば今ならば、野球の大谷翔平、サッカーの久保建英、テニスの大坂なおみ…。まだまだ挙げられそうですが、本書での定義は、身体能力やテクニックだけでなく、その振る舞いもふくめてヒーロー(ヒロイン)である、ということです。

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 そんなあこがれの存在に近づいていくための50の項目には根性論的な悲壮感はまったくなく、読んでいるだけで楽しい。ついやってみたくなるものばかりです。パスを磨く壁当て、強靭な足腰をつくる階段マラソン、バランス感覚を養う綱渡り、チームワークを学ぶ二人三脚。戦略的思考を鍛えるチェス、自分自身に向き合う深い呼吸、何度でも立ち上がるための敗北体験などなど。
 特長として各競技の超一流アスリートのエピソードや、豆知識を紹介するコラムがに散りばめられている点が挙げられます。最もユニークなのは、一つの項目ごとに、あわせて聴きたい曲やお勧めの本や映画を紹介している点です。
 これはアスリートを目指す人だけが読むのはもったいない。心身をしなやかにしていきたいと願うすべての老若男女にとって、良書であることは間違いないでしょう。

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甲斐毅彦

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