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2021年3月25日 (木)

「迷子になった拳」

ミャンマーの伝統格闘技の世界に飛び込んだ日本人格闘家を追ったドキュメンタリー映画「迷子になった拳」(監督・今田哲史)が26日から東京・渋谷ホワイトシネクイントで公開(全国順次公開)されます。
 先日、試写会で観て来たのですが、元格闘技記者の眼から見ても、非常に過酷で、えげつないとも言えるほどの競技。基本はキックボクシングと同じですが、ラウェイはグラブなしでバンテージだけ巻いた拳で殴り合う。肘打ちも、頭突きもOK。故意でなければ金的攻撃まで認められてしまう―。
 プロスポーツの一つとは言え、ファイトマネーで食べているわけがない。それどころか試合の度に血まみれにされ、文字通りの真っ赤な赤字が嵩んでいくのは必至。それなのになぜ、こんな理不尽な世界に挑むのか。「猛者」からはほど遠い不器用な主人公の生きざまを通じて、いろいろなことを考えさせられました。

Photo

 主題は「若者の自分探し」だと私は捉えましたが、それだけに留まらぬことを感じさせられるのは、舞台が私たちにはなじみが薄いラウェイという異界であるという点でしょう。私は数ある格闘技の中でも、最も過酷だとも言えるこの競技をなぜミャンマーの人々が愛好しているのかをもっと知りたくなりました。
 格闘技ファンはもちろん、ミャンマーをはじめとする東南アジアに興味がある方にも観て頂きたい作品です。
 

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甲斐毅彦

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