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今年最初の読書は、昨年のYahoo!ニュース本屋大賞ノンフィクション本大賞の受賞作「海をあげる」(上間陽子著、筑摩書房)でした。
著者は学者の立場で、未成年の少女や若年出産した女性たちの調査を続ける琉球大学教授。幼い娘と暮らす沖縄での生活を綴った本作は、ノンフィクションというよりも、珠玉のエッセイ集と呼んだほうが相応しい気がします。学者として調査し、溢れてこぼれた詩のような言葉をつないでいって作品群となったのでしょうか。
普天間基地に隣接した地域で暮らし、あくまで生活者目線で見た理不尽な社会へ向けられた言葉。それは、サラサラとしているようで、実はズシリとしています。
投稿時刻 16:09 | 個別ページ
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