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2008年2月15日 (金)

ベルリンでも通用する鶴瓶の「笑い」

 いま、ベルリン国際映画祭の取材でドイツにきています。

 昨年は別の小さな映画祭で、のどかで裕福な雰囲気が漂うハンブルクに参りました。

 ハンブルクはベルリンに次ぐ第2の都市と言われていますが、同じドイツでもずいぶん違うものですね。

 ベルリンに来て困ったことと言えば、目の疲れとコンビニみたいな店が少ないことでしょうか。

 これを書いているいまも、目がショボショボしています。

 歴史や節電もあるのでしょうが、夜は街灯が少なく、都市なのに、夜道がかなり暗いのです。

 到着した夜、他紙の女性記者と水を求めて、夜道をさまよいましたが、途中でだんだんこわくなり、水どころではなくなって、駆け足で戻ってきました。

 ベルリン初日から24時間こうこうと灯りついた日本の「コンビニ様」のありがたみを痛感したのでした。

 そしてなぜか室内は間接照明が多のです。ムーディな雰囲気を好む人が多いのでしょうか。いらぬお節介ながら、ベルリンに住んでいる方々の視力がまじめに心配になりました。

 映画祭はコンペティション部門作「母べえ」の公式上映も無事に終わりました。

 その中でも驚いたのは、海外の観客の笑いに対する反応の敏感なところです。

 劇中には笑福亭鶴瓶さん演じる関西弁の「招かれざる客」が登場します。戦時下、非国民呼ばわりれされながらも「人生、金やでえ」と力説。

 周囲のひんしゅくを買っているのに「オレの財産や」と金歯に金の指輪をはめています。

 鶴瓶さんが登場するや、笑いが起きました。落語家としての瞬時に客を引きつける力は、こんなところにも見事に発揮されていました。

 山田洋次監督は「関西弁のニュアンスも含めて伝わるものがあったのでしょう」と話していました。確かに独特のリズムがある関西弁のイントネーションや鶴瓶さんのあの目尻の下がった憎めない表情など。それらに抱く親しみは国境を越えて愛され、受け入れられたのだと思いました。

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