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2008年6月 9日 (月)

リフレッシュと珍旅〈2〉

 満員の観光バスが走り始めました。大手町→神保町→飯田橋→護国寺→池袋。見慣れた都内の風景も、いつもとは違う座席の高い位置からながめると新鮮なものです。

 車中では大半を占める高齢者が友達どうしで話に夢中。バスガイドさんのアナウンスが聞こえないくらいでした。きっと、このおしゃべりもツアーの楽しみのひとつなんでしょうね。

 最初の目的地、造幣局に到着。札束がバンバンつくられていく過程を見学できるのかな、と期待しましたが違いました。しかも本局は大阪で東京は支局。理由はかつて栄えた商いの流通の拠点だった名残だろう、ということでした。ちなみに紙幣の正式名称は日本銀行券で国立印刷局で生まれます。

 私たちが訪れた造幣局では主に貨幣や勲章・褒章を製造。無菌室のような場所で目をこらして不良品がないか一心不乱に貨幣の検査をしている方々もいました。

 1日じゅうお金とにらめっこしていたら、人間どうなるでしょう。万が一、貨幣のひとつでも消えようものならどうなるのでしょうか。小声で案内の人にたずねてみると「徹底して作業前に最初の枚数を確認していますので減ったりすれば必ず分かります。万が一、数が合わない場合、見つかるまで探すことになります」とのことでした。

 隣接する展示資料館では千両箱(約20キログラム)を持ち上げてみたり、大きな金塊に触ったり…子供に帰ったような気持ちで“お一人様”にもかかわらず、楽しめました。

 次は最高裁判所。大法廷見学と映像で裁判の仕組みを学びました。やたらと天井が高く、職員が「上に気を取られて足もとがおろそかにならないよう注意してくださ~い」と呼びかけていました。

 10万枚もの御影石で造られ、どこもかしも立派。入るだけで緊張させる雰囲気の建物です。ただ、なぜか大法廷の入口付近のじゅうたんには大きな毛玉がいっぱい。ミスマッチで心がなごみました。

 最後が国会議事堂。手荷物検査を受け、空港にあるような金属探知器を通って中へ。まず国会の歴史が分かる参観ロビーを見学。議長が静粛を求める時に鳴らす木づち(正式名ギャベル)も置いてあり、実際に持って調子に乗ってトントン叩いてみました。非常に軽く、いくらでも叩けるような持ち心地でした。

 ピラミッド型をした国会中央塔の真下の広間には、議会政治の功労者、伊藤博文、大隈重信、板垣退助の銅像が。かつて千円札で見た伊藤博文の顔よりも銅像の方がほっそりしていました。

 木造の参議院本会議場に入るとテレビで見るよりも、ずいぶん狭くて驚きました。17年の歳月をかけて、1936年に完成したそうですが、小学時代に過ごした木造校舎と同じにおいがしました。

 解説の人は「建物は古いがとても頑丈。大地震が起きても全く心配はない。千代田区の避難場所にもなっているほど」と胸を張っていました。

 赤じゅうたんも歩きました。明るい赤でふわふわした感触をイメージしていましたが、よく見てみると薄いエンジに近く、歩を進める度に跳ね返ってくるような反発力を持つ毛足のじゅうたんでした。

 わずか半日の見学で、改めて自分の目で確かめることの大切さを痛感。取材の原点に帰ったような気持ちになったのでした。

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