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2009年2月18日 (水)

芸能人とらんの花

 東京ドームで開催中の「世界らん展」(22日まで)をのぞきました。

この期間は広い球場全体が花の香りに包まれます。
ドームの観客席ではなく、プレーするグラウンド内を歩きまわって見学するので不思議な感覚です。
「混雑に注意してください」という場内アナウンスも聞こえ、あふれる花々同様に、人もいっぱいでした。

芸能を取材していなければ、おそらく、らんに興味を持つこともなかったでしょう。

舞台などお祝い楽屋花の一番人気といえば、らんです。
咲かせることが簡単でなく、華やかで高価な花。
しかし一度咲くと手入れが比較的簡単で、長期間咲き続けるのが、喜ばれる理由でしょう。
例えば1か月公演。この期間中に枯れてしまうのはあまり縁起の良いものではなく、失礼にあたります。
枯れやすい花は楽屋花として自然と避けるのがマナーでもあるようです。
たまに花が全て枯れ落ち、送り主の札だけが残っていることがありますが、それを見る度、ちょっと複雑な気持ちになります。

花の贈り主をいろいろ見ていると、意外な交流関係を発見することがあります。
花が多くて楽屋に入り切れなければ、廊下や劇場ロビーに飾られることになります。
ある大物女優が、花を贈った人が観劇に訪れた時、それまで外にあった花を楽屋の自分の鏡台のすぐそばに移動させているのを見たことがあります。

もしその人が楽屋に訪れた際、自分の贈った花を探さなくても確認できるようにする御礼の気持ちとのこと。
そばに付いているスタッフは知り合いの誰が見に来ているかを常に細かくチェックし、粗相のないようにするのです。

らん展の会場にはショップもたくさん並んでいます。1000円くらいのお手軽ならんもあって、そこも人があふれかえっていました。
年配のご夫婦が仲良くひとつの花に見入っている光景も、いいものです。
携帯電話のカメラはここでも大活躍です。
思い思いに気に入ったらんをカメラに収めている人がずいぶんいました。
中にはカメラを使い慣れていないおばあちゃんは、撮ろうとしているのにカメラのレンズを自分の指でふさいでしまい、なかなか撮影できず悪戦苦闘していました。

らんの中には3か月間、咲き続けるものがあるそうです。
美しさに見入る一方で無数のらんから放たれる生命力。
東京の桜の開花を前に、しばし心身を豊かにしてくれるひとときです。
いま自宅の猫の額ほどのベランダには、激安ショップで買ったクチナシの植木鉢があります。
今年も果たして花を付けてくれるのか心配ですが、将来いつか、一度らんを育ててみたいと思っています。

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コメント

蘭の花は温度も大切・・・と言われていますが、
いただいた我が家の蘭は寒い冬もベランダに出したまま。
付録のようについていた小冊子に、花が落ちたらここを切りましょう・・・の指示があった通りカットしていたら、
もう3年も花が咲いています。
小ぶりにはなっていきますが、美しいです。
繊細なのに強い花、やっぱり女王の風格ある花ですね!

らん展に行かれたですね。うらやましい。

あるテレビ番組によると、蘭の栽培は難しく、苗を海外から
輸入するのと、根気よく種から培養するのとあるそうです。
いずれもものすごく手間がかかっているようです。
その手間から蘭の美しさが成り立っているわけですね。

さて、劇場のロビーではきれいだったり変わった花などいろいろです。印象的なのは、「さぼてん」でした。

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