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2012年5月 7日 (月)

恐怖の竜巻

 茨城・つくば市で発生した大きな竜巻。無残な被害状況が映し出されるニュース映像は、改めて自然の力のおそろしさを見せつけるものだった。竜巻といえば、アメリカの中東部で常襲するもので日本人には、あまり関係はないというイメージを持っていた。その考えは吹き飛んでしまった。

 今回の竜巻災害で「ツイスター」という米映画(96年)を思い出した。竜巻に接近しながら観測を続ける研究者の夫婦を迫力を伴って描いた物語で、「スピード」(94年)のヤン・デ・ボン監督がメガホンを執っていた。当時はあくまでフィクションの世界という感覚でしかなかった。いま見直したら、印象もずいぶん違うだろう。

 海外生活の長い友人の話も思い出した。「竜巻はひとつしかないようで、たくさん種類があるのですよ。瞬時に光景を変えていく被害のつめ跡は、まるで巨大な刃物でも使ったように見えます」。ずいぶん前に会話したとき、さほど関心もなかったので「ふ~ん」と馬耳東風状態で聞き流していた。対策としては避難場として地下に頑強な地下室もつくられているという。本当にそれで難を逃れられるのなら、日本も似たものが必要かもしれない。

 しかし、竜巻注意報と言われても。建物の土台ごと吹き飛ばされる恐れもあるというのにどう注意すればいいのか。地震ならまだ身を守るすべが残されているだろうし、津波なら高台に逃げるなどの方法がある。竜巻は突然、発生し、どこへ進路を向けるかも分からない。地震、津波と同様に、竜巻研究が急務になってくる。ニュース番組の取材に「もう、何もかも、すべてなくなってしまいました」と変わり果てた自宅のそばで、ぼう然自失で答えていた女性の表情が忘れられない。

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